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2005年07月16日

企業向けSNS

[ネットとか]

うーん、なんというかネーミングの勝利?ってわけじゃないけど、スケジュールや文書共有をいろいろと進めるグループウェアってのは、はるかNotesの時代からずーっとあーでもないこーでもないと入れられたり捨てられたりしてきて今に至っている。

ブラウザベースのものが主体になったりアプリケーションベースのものが主体になったり、メールが軸になったり携帯やPDAに対応したり。

扱う情報も、共有スケジュール、共有アドレス帳、共有文書ファイルといったあたりから、ローカルにレプリカをおいてみたり。

フォーカス対象も、「情報」だったり、「自薦の得意分野」だったり、「持ち物」だったり、「Q&A」だったり。

という流れの中で、改めて情報処理装置としての「人」と「人」のつながりにフォーカスされているのが、ソーシャルネットワークで、情報の信頼性はもとより、感度の高いアンテナを持つ人を引っ張り出したりあぶりだしたり、あるいは「助けようとする心」を見やすくまな板に載せてみたりってなことにチャレンジしているわけだよね。

そんななかで、「BeatStyle」とゆーSNSのパッケージが企業向けに販売された。「完全なSNS機能を持つ」というアオリなので、ちょこっと興味を持ってみたんだけど、どうなんでしょうね。内容を見てみると、ほとんどただのグループウェアなのよ。

SNSに対するちょっとした違和感は「自らがお互いの承認を持って知人/友人と認定する」というところに感じてしまうのは、以前から書いていることなんだけど、やっぱりその域を出ているわけではない。

自由にコミュニティが作れます。コミュニティには制限をつけることもできます(もちろん投稿にはファイル添付が可能です)。
日記が自由に書けます。利用者同士でメッセージ(メール)の送受信ができます。
知人の登録が可能です。登録した知人が日記を書けば、自分のポータルに自動的に表示されます。また他人の知人一覧も見ることができます。

うん、たしかにSNSの機能が実装されている。

…しかしだ、それがソーシャルネットワークなんだろうか。

根本的なところで「登録」「設定」が必要な時点で、どうもただの会員システムにしか思えないんだよね。いや、世のSNSはみんなそうなんだけどさ、それが何なんでしょう。関連する情報のポインタに引っかかる情報が、インデックス化されて一覧できる…だけだよね?

コミュニティを多く扱ったせいか、ただの情報提供のインデックス化、統合化の一形態を実現したところで「完全なSNS機能!!」なんていわれてしまうと、「完全の定義は?」と聞きたくなってしまう。

以前ナレッジシェアの仕組みを社内で構築していたときと、同じような違和感。周りの人間は、「××機能」という呼び方を一所懸命考えていて、その機能のあるべき姿といった議論はされていない。いわく「3重のセキュリティ」なんてアオリを考えた本人に「何と何と何をもって3重と読んでるんですか?」と聞いてみても、結局は「3という数字が収まり良いんだ」に近い回答しか帰ってこなかったりね。

それでも、キーワードに惹かれて興味を持つおじさんやおばさんも多かったから間違いとは言えないんだろうけど、本質の伴った、あるいは熟考された、「機能」というものでないとずっと使われるシステム(のはず)なんで、メッキははがれると思うんだよねぇ。

この企業向けSNSがどうというわけではないけれど、システムってのはもっと志高く提案していきたいと思うものです。

投稿者 akio : 2005年07月16日 10:47

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